院内研修会
2021.05.31
3月24日に「骨粗鬆症の治療」のテーマで院内研修会を実施しました。まず骨粗鬆症を基盤とする高齢者の脆弱性骨折は、高齢者が要介護に至る主な原因の一つであり、そのため、骨粗鬆症の治療と予防の目的は骨折の予防で、骨折危険性を低減し、QOLの維持、向上を図ることであることを学習しました。
骨粗鬆症の治療開始の基準で、大腿骨近位や椎体に脆弱性骨折がある場合は骨密度に関係なく治療を開始する必要がある。また、治療の開始前に血液検査で血中のカルシウム、ビタミンD、骨代謝マーカーを測定し、カルシウム、ビタミンDの不足がないか、骨吸収能の亢進がないかをチェックし、治療薬の選択をする必要があることを研修しました。
運動指導として、大腿骨近位の骨量に対して「かかと落とし」、腰椎の骨量には「おへそひっこみ体操」が有効であることを知り、体操方法をチェックしました。