院内研修会
2023.12.04
11月29日に「肉離れの治療戦略」のテーマで院内研修会を実施しました。今回は第93回日整会教育講演にて国立スポーツ科学センターJISSの奥脇透先生が講演された内容をもとに行いました。
肉離れの重要のポイントは①肉離れで損傷しやすい筋肉は紡錘状でなく羽状筋であること。②典型的な損傷は筋線維部でなく筋腱移行部であること。③損傷は遠心性収縮でおこること。
損傷の部位では筋線維部での損傷は機能低下が少なく、起始部での損傷が最も機能低下しやすく、手術の適応となりやすい。
肉離れの治療ではリハビリが重要で、特に患部のストレッチを開始するタイミングが重要である。再発予防としては、体幹の安定性を確保すること、遠心性収縮に対する筋力強化することが重要である、ということを学習しました。