熱中症と運動療法について|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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熱中症と運動療法について

トピックス/

2019.07.31

8月トピックス今回は理学療法士が担当します。

 

熱中症とは?

体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能が働かなくなり、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などの症状を引き起こす病気。必ずしも屋外ではなく室内で発症する場合もあり、気温25℃あたりから発症が段階的に増加し、31℃を超えると急増するとされている。

 

熱中症を引き起こす要因として・・・

環境 ②身体条件 ③身体活動、の3つがあり、同じ気温であっても湿度や風速、年齢、体力、運動方法によって熱中症の起こりやすさが異なります。

 

熱中症の症状

・めまい、立ちくらみ、顔のほてり、筋肉痛、こむら返り、手足のしびれ
・倦怠感、気分不良、吐き気、嘔吐、発汗多量、頭痛、高体温
・頻脈、血圧低下、意識障害、歩行困難など

 

高温時の運動療法の指針

気温24~28℃『注意、積極的に水分補給』、気温28~31℃『警戒、積極的に休息
気温31~35℃『厳重警戒、激しい運動は中止』、気温35℃以上『運動原則中止

・人にとっての暑さは、気温だけでなく湿度や周囲の環境(アスファルト上、体育館、温室)により異なる。

 

高温環境での運動中の熱中症予防法

  1. 服装は薄着、通気性の良いもの、運動前から体調不良があればその日の運動はやめる。
  2. 運動は軽め、短時間で休憩回数を増やす、休憩時衣類をゆるめ、風を入れ体温を下げる。
  3. 休憩、水分補給は気温28℃以上で30分ごと、31℃以上は10~15分に行うのが目安。
  4. 気温31℃以上は高齢、肥満者、高リスク患者などでは運動を中止する。
  5. 若年者でも持久走・激しい運動はせず、軽い運動に。35℃以上では運動療法は中止する。
  6. 室内で、冷房のない体育館などでは熱中症に注意が必要。冷房が効いた室内は運動可能。
  7. 運動開始後に気分不良やめまいを感じたら、すぐに運動を中止する。

 

熱中症の応急処置

  1. 涼しい環境に移す・・・風通しの良い日陰、クーラーの効いている室内など。
  2. 脱衣と冷却・・・衣服を脱がせ、体内の熱を外に出す。皮膚に水をかけ、うちわや扇風機で仰ぎ、氷嚢で頚部、腋窩部、股関節を冷やし、体温を下げる。
  3. 水分と塩分を補給する・・・経口補水液やスポーツ飲料など。

       


※何か分からない事があれば気軽にお聞き下さい。

理学療法士 一同