トピックス/
2018.10.10
今回は、理学療法士チームが担当しました。
テレビやパソコン、スマートホンなど長時間、目を使う機会が増え、目の負担は昔に比べ、劇的に増えています。その影響による疲れ目、ドライアイなどは、若い世代に限られた話ではありません。また、アレルギーを抱える人が増え、その影響で目にもトラブルが起きやすくなっています。
こうした目のトラブルを防ぐには、日頃から目の状態に意識を向け、定期的に眼科検診を受けることが大切です。
次のような症状があったら、目の病気などを発症している、または、なりかけているかもしれません。チェックしてみましょう。
どこにチェックがついたかで、発症のおそれのある主な目の病気がわかります。
1、 2にチェックがついた時…加齢黄斑変性
3、4にチェックがついた時…緑内障
5、6にチェックがついた時…白内障
7、8にチェックがついた時…ドライアイ
9にチェックがついた時…飛蚊症
10にチェックがついた時…緑内障、白内障
<加齢黄斑変性とは>
私たちは、物を見る時に、目の中に入ってきた光を網膜という組織で刺激として受け取り、その信号を脳に送る為に視神経に伝達します。その網膜の中心部が黄斑です。黄斑が変化すると、物がゆがんで見える、視野の中心が暗くなる、欠けるなどの症状が出ます。
【こんなことに気をつけよう!】
加齢黄斑変性には、目の酸化が影響します。体内を酸化させる最たるものが喫煙です。
タバコの吸いすぎに注意しましょう。また、ビタミンC・E、亜鉛、ルテインなどをしっかり摂るために、
野菜や青魚なども取り入れたバランスのよい食事を心がけてください。
<緑内障とは>
何らかの原因で、目の圧力(眼圧)が高くなり、視神経が障害され、視野が欠けたり、視力が低下するといった症状が出ます。
【こんなことに気をつけよう!】
血管の壁が弱いと、眼底出血を起こして出血性緑内障になる人がいます。糖尿病や高血圧の人は、早めに治療しておきましょう。近視の人も要注意です。
<白内障とは>
白内障とは、カメラのレンズの役割をする水晶体が白く濁ってくる病気です。
【こんなことに気をつけよう!】
白内障では、紫外線を浴びすぎないことが大切です。特に日差しの強い時期は、サングラスをかけるようにしましょう。
<ドライアイとは>
涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質が低下することにより、目の表面を潤す力が低下した状態をドライアイと言います。
【こんなことに気をつけよう!】
エアコン使用時は必ず加湿をしましょう。また、濃すぎるアイメイクは避け、脂分の分泌をよくするために、ときどき蒸しタオルなどで目を温めましょう。温めることで詰まった脂分が溶け、分泌されやすくなります。疲れ目にも効果的です。
<飛蚊症とは>
白い壁や晴れた日の空などを見た時、虫やゴミのようなものが飛んで見えたり、雲のようなものが浮いて見えたりする症状が出ます。
【こんなことに気をつけよう!】
蚊が飛んでいるような異物が視野に常に入っていたり、いつの間にか出ていた飛蚊症の症状が急にひどくなったときは、早めに眼科を受診しましょう。
担当:森岡