院内研修会
2025.12.26
12月22日に「変形性膝関節症における内側半月板逸脱」のテーマで院内研修会を実施しました。今回は理学療法士の古賀田先生に講義をしていただきました。
正常でも内側半月板は膝の屈伸に伴い側方への移動が認められるが、変形性膝関節症においては特に膝伸展時に病的に内側半月板の内側逸脱を認めることが多い。この状態はエコーにて簡単に確認できる。症状が少なくても、この内側半月板逸脱を認める症例は増悪しやすいことが多いとされています。
大腿後方にある筋肉の中で半膜様筋はその線維の一部が膝後方関節包、内側半月板と交通があるとされ、この筋肉を収縮すれば、内側半月板を後方に牽引し、その結果、内側半月板の内側移動を減弱する可能性がある。
すなわち、この半膜様筋をうまく働かせれば、内側半月板逸脱を抑え、内側型変形性膝関節症の増悪を防ぐ可能性があることを研修しました。
最後にこの半膜様筋を働かせる運動方法を学習しました。