院内研修会
2025.11.22
11月17日に「橈骨神経麻痺」のテーマで院内研修会を実施しました。
橈骨神経が上腕の中央で障害されると下垂手(手首の背屈と指のつけねが伸展できなくなる)となり、肘関節部で障害されると下垂指(手首の背屈は可能だが、指のみが下がった状態になる)となり、下垂指の場合はしびれを伴わない場合が多いことを学習しました。
橈骨神経は上腕中央部では圧迫を受けやすく、腕まくらでも生じるケースがある(ハネムーン麻痺、サタデーナイト麻痺)が、この場合は自然回復の可能性があります。しかし、骨折、脱臼などの外傷や腫瘤による明確な原因がある場合は早期の手術が必要なことがある。一般には神経に対し、神経剝離、神経縫合、神経移植などの手術がありますが、中には腱移行等の特殊な手術を要する場合があることを研修しました。