令和7年8月27日「腰痛 椎間板の痛み」について勉強しました|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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令和7年8月27日「腰痛 椎間板の痛み」について勉強しました

ワンポイント

2025.09.07

椎間板とは?
背骨(脊柱)の各骨(椎骨)の間にある円形の線維軟骨組織のこと。クッションのように衝撃を吸収し背骨の動きをスムーズにする働きがあります。

 

・椎間板の構成要素
椎間板は髄核・線維輪・軟骨終板の3つから構成されています。
更にこれらは主にプロテオグリカン(タンパク質)・コラーゲン・水分で構成されています。

 

・椎間板と痛み
椎間板の線維輪内には自由神経終末(神経の末端のこと。主に痛覚などの感覚情報を受け取る受容器となる)の感覚受容器の存在が確認されています。このことから椎間板が疼痛受容器(痛みを感じる部位)になると考えられています。

 

・加齢による椎間板の変化
椎間板は加齢により変化します。中でも最も変化が顕著なのは髄核で水分含有量が低下します。若年時は85%以上が水分であるのに対して成人では70%程度に低下し、加齢によりさらに低下します。
水分量が減ると固くなり弾性力が低下した状態になるため衝撃吸収力が低下し損傷しやすくなります。

・椎間板のバイオメカニクス
椎間板は衝撃を吸収し、負荷された力を多方向に分散・伝達するのに適しています。椎間板に縦方向の負荷がかかると髄核が放射状に変形し線維輪が引き伸ばされます。その際に生じる線維輪の張力により結果として線維輪の壁が強化されます。その復元力が髄核や軟骨終板に伝わり、椎体全体を補強するとともに隣接する椎体へ伝搬されます。

また、第1腰椎(L1)~第4腰椎(L4)の椎間板の前面と後面の高さがほぼ均等であるのに対して、第4腰椎(L4)~第5腰椎(L5)と第5腰椎(L5)~第1仙椎(S1)の椎間板は前面の高さが後面の約2倍となっており、この形状により前方部分に圧がかからず腰椎の生理的な前弯を構成する要素になっています。
詳しくはお近くのスタッフにお尋ねください。

担当:西村・米田