この時期困る 汗っかきの原因と対策|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

診療時間
09:00~12:00 / 14:00~16:00
/ 17:00~19:00

※水曜日は診療時間が異なります
休診日
土曜午後・木曜・日曜・祝日

山陽電鉄「西新町」駅から徒歩5分

兵庫県明石市西新町1-21-13

TEL078-926-1118

ご予約

お問い合せ

アクセス

問診票

トピックス&ワンポイント& もこにも

この時期困る 汗っかきの原因と対策

ワンポイント

2022.08.01

令和4年 8月トピックス  今回はリハビリチームが担当します

 

この時期困る 汗っかきの原因と対策

ベッタリと顔や体にはりつく汗は見た目に暑苦しいだけでなく、においの元にもなるため、やっかいな存在でもあります。でも、汗をかかないようにすると、ベタつき、におい、それぞれの面からむしろ逆効果なのだそうです。

汗はかけばかくほど、においのしない「いい汗」に、かかなければかかないほど、ベッタリとしてくさい「悪い汗」になるそうです。現代人は多くの人が運動不足な上、夏はエアコン漬けで、昔と比べて汗をかかなくなりました。そのために汗がくさくなってしまうのだそうです。

その仕組みは汗腺の仕組みにあるようです。

 

汗の質は汗腺の働きによる

そもそも汗は、体温を下げるために出ているもの。汗は体の表面で蒸発し、そのときに「気化熱」という熱を放出します。この作用により、体温を下げているのです。

汗は、血液から血球を取り除いた残りの液体成分である、血漿(けっしょう)という成分がもとになっています。

血漿は99%以上が水分ですが、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも含みます。ミネラルは体に必要なものですから、汗腺は、血漿の中の水分だけをろ過し、ミネラルは再度血管に戻してから汗として排出します。こうして出てきた汗は限りなく水に近いので、サラサラしています。これが「いい汗」です。

ところが汗をかく習慣があまりないと、汗腺のろ過機能が衰え、ミネラルも一緒に汗の中へ出てしまいます。すると、濃度が濃いベタついた汗になり、ミネラルが皮膚の常在菌と結合して、くさい汗になるのです。

いい汗にするには、たくさん汗をかき、汗腺を鍛えることが大切です。

 

においの原因は他にもある?

においの原因は他にもあります。たとえば食事の中で、肉などの動物性タンパク質には、悪臭を放つ成分も含まれますから、肉食偏重の食生活では、どうしても汗がにおいやすくなります。

また、ストレスが多いと体内に活性酸素が増加し、皮脂が酸化すると加齢臭のようなにおいが発生します。すると、汗にも移って匂いやすくなるのです。

 

あなたの汗腺は大丈夫?

次のリストで、汗腺の衰え具合をチェックしてみましょう。

  1. 車や電車での移動が多く、あまり歩く習慣がない
  2. 普段、運動はあまりしない
  3. 夏場はエアコンの効いた室内にいることが多い
  4. 入浴時は、熱めのお風呂に全身浸かるのが好きだ
  5. 夏場、入浴後はエアコンで体を冷やす
  6. 汗がベッタリしていて、におうことがある
  7. 汗がしょっぱい
  8. 冷え性である

チェックが多い人ほど汗腺が衰え、「悪い汗」になっているおそれがあります。
汗腺を鍛えて「いい汗」をかけるようになりましょう。

 

  • 有酸素運動で汗腺を働かせる
    汗腺を働かせるには、激しい筋トレなどの無酸素運動では、急激に汗をかくため、汗腺がしっかりとろ過装置を働かせる時間がなく、悪い汗になってしまいます。
    ゆっくりといい汗をかくには有酸素運動です。毎日20~30分程度、汗ばむ程度の運動がよいでしょう。ウォーキングなどがおすすめです。

 

  • エアコンに頼りすぎない
    エアコンの設定温度が低めだった人は、有酸素運動による汗腺トレーニングと並行し、3週間くらいかけて、徐々に設定温度を27℃くらいにまで上げてみてください。

 

  • 入浴は半身浴がおすすめ ・入浴直後のエアコンは避ける
    高温の湯での全身浴では、汗腺が働きません。汗腺を鍛えるには、半身浴がいいでしょう。
    入浴後はエアコンで急激に体を冷やすと、せっかく開いた汗腺が閉じてしまいます。
    タオルで水分を拭いたら、うちわや扇風機の風で自然に体温を下げながら、汗を蒸発させて。エアコンに当たるのは、汗が出なくなってからにしましょう。

 

  • 食べ物で汗の質をコントロール
    食事には、血行を促進するショウガや、代謝を上げる酢などを取り入れると、いい汗がかけるようになります。女性ホルモンに似た働きをもつイソフラボンを含む大豆製品を取ると、悪い汗を抑える効果が期待できます。汗のにおいが気になるときは、肉類や脂っこいものは控えめにし、抗酸化作用のあるビタミンCを含む野菜や果物、ビタミンEを含むオリーブオイルや玄米などを取るとよいでしょう。