ワンポイント
2021.09.09
8月25日(水)「骨粗鬆症と姿勢変化、腰痛、骨折」について勉強しました。
今回の講師は理学療法士“森岡”部長です。
骨粗しょう症とは
骨強度の低下を特徴とし、骨折の危険性が増大しやすくなる骨格疾患です。
骨を建物に例えると、
骨を強くするにはカルシウムで骨量を増やすだけでなく、
コラーゲンで骨質を高めることが必要です。
骨は破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成をくり返し骨を新しく作り変えられています (再構築)
破骨細胞・・・古くなっていらなくなった部分を破壊、吸収する
骨芽細胞・・・新しい骨の形成を担う
高齢者や女性ホルモンのバランスが崩れて骨密度が低下し
骨粗しょう症になります。
骨粗鬆症により起こる骨折には後方へ転倒し、しりもちをついて起こることが多い背骨の椎体の圧迫骨折があります。原因としては加齢により背骨と背骨の間にある椎間板が徐々に薄くなり厚みとクッション性が低下することにより椎体に衝撃が加わりやすくなることや腰部の背筋群の筋力低下、周辺の靭帯の変性などが挙げられます。
それに伴い姿勢も変化が起こります重心が後方に移動し、後方への転倒リスクが高まります。骨盤が後傾することにより、股関節や膝関節は屈曲傾向になりやすい。そのため関節にも負荷が掛かりやすくなります。
円背姿勢により筋内圧が増加し筋血流量が減少し長時間の立位姿勢で背筋痛が出現し立位保持が難しくなります。普段の生活から姿勢を意識することが大切です。
背面筋のストレッチ 背面の腰部~臀部にかけての筋肉全体のストレッチ
詳しくはお近くのスタッフにお尋ねください。
担当 古賀田 阪田