12月のワンポイントアドバイス|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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12月のワンポイントアドバイス

ワンポイント

2017.02.20

 

膝関節の靭帯損傷 について   2016.12.14に勉強会をしました

  1. 内側側副靭帯

膝関節内側を補強する幅広い靭帯で伸展位で緊張し、屈曲位で緊張し、屈曲位で

やや弛緩する。膝の外販同様性を防止する

2.外側側副靭帯

膝外側を補強する丸い索状の靭帯

3.前十字靭帯

大腿骨に対する脛骨の前方へ滑り出しを抑制する。伸展位で緊張し過伸展を防ぐ

4.後前十字靭帯

大腿骨に対する後方への滑り出しを抑制する。膝屈曲位で緊張する。

内側側副靭帯損傷

膝靭帯損傷で最も頻度が高い。ラグビーやスキーなどで膝を外側にひねる時など、膝に大きな外反ストレスが加わって生じる。

内側側副靱帯の役割は伸展および屈曲で緊張し、膝の安定性をはかる仕組みになっている。

損傷は程度によって、側副靱帯損傷の重症度は

1度 痛みのみで膝の左右への不安定性がない。

2度 痛みがあり、30度膝屈曲位で主に左右方向に不安定である。

3度 痛みが強く、30度屈曲位と完全伸展位で不安定である。

1度や2度の場合は、保存療法(手術をしない)で治療できます。ギプスやサポーターで固定して、癒合して自然治癒していく。

外側側副靭帯損傷

柔道で転倒した時など、膝の内側から強い衝撃を受けた時起こる。単独で損傷することはまれ。

前十字靭帯損傷

ジャンプ着地時や急な方向転換など膝にストレスがかかって受傷する。非接触型の損傷がほとんどである。

膝の内側靱帯や足首の靱帯は固定すれば自然に治癒し機能がもどることが多いが、損損傷した前十字靱帯は関節内の靱帯のため自然に元に戻らない。そこで、手術が必要になります。新たに靱帯をつくらなければなりません。自分の取っても大丈夫な腱を使い、靱帯を模倣した移植腱を作製し、関節内に移植します

前十字靭帯損傷を放置すると、靱帯の機能が働かないため、不安定感が生じ膝くずれを繰り返すことが多い。この症状はスポーツ復帰時や階段下降時に自覚する。膝くずれや不安定感が続くと内側半月板(関節のクッション)が擦り切れていく。従って治療の必要がある。

後十時靭帯損傷

ラグビーやサッカーなど膝前面での打撲、交通事故など接触型の損傷で起こる。