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トピックス&ワンポイント

3月15日「肩周囲の外傷」の勉強会をしました」

トピックス&ワンポイント

2017.03.31

肩関節について

肩関節はヒトの関節の中で最も脱臼しやすい関節といわれています

肩関節は小さなお皿のような肩甲骨関節窩と、大きなボールのような上腕骨頭から成り立ちます。関節窩は骨頭に対して不釣り合いに小さく、不安定で簡単に脱臼します。不安定性を補うために関節包、腱板(肩甲骨と上腕骨をつなぐ4つの筋肉:棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)、関節包で補強されています。

上腕骨頭のずれる方向によって前方脱臼、後方脱臼に分けられます。前方脱臼が肩脱臼の90%を占めます。

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肩関節の脱臼

原因

手のひらをついて転んでしまい腕が動かせなくなる、肩峰が上方に突出して戻らない、肩に持続的な痛みがあるなどの症状が出ます。

前方脱臼:
転んだ時に身体を支えようとした腕が横後ろの方向や上に無理に動かされた時や、スポーツ中に転んで肩の外側を強く打ったとき、腕を横後ろに持っていかれた時などにも生じます。スポーツではラグビー、アメフトなどにおけるタックル動作で発生します。

後方脱臼:
転倒した時に身体の前方に腕を突っ張った時や、肩の前方を強く打つと発生します。

合併症

・特に若い人ではバンカート損傷(関節唇や関節窩前下縁の剥離損傷)や、ヒルサック損傷(骨頭後外側の陥没骨折)の有無に注意が必要です。疑わしい場合はMRI検査を実施します。バンカート損傷とは脱臼によって起こった肩甲骨にある関節唇の前下方部分の剥離損傷です。関節唇は、関節窩の深さを高めて関節の安定化に貢献します。肩関節は骨性支持に乏しいため、骨頭を固定するための安定化機構が破綻しやすい状況にあり、一度脱臼してバンカート損傷を起こすと反復性脱臼のリスクが高くなります。

・壮年、高年者は腱板断裂の有無に注意します。エコーやMRIで検査します。腱板断裂とは肩甲骨と上腕骨をつないでいる腱板という板状の腱がきれてしまった

腋窩神経麻痺も30%程度合併します。(三角筋外側の筋力低下と感覚低下)

治療

■整復

できるだけ早い段階で脱臼した関節を元に戻すことが必要です。整復法として、Hippocrates法(ヒポクラテス法)やKocher法(コッヘル法)があります。ヒポクラス法は腕神神経叢麻痺を、コッヘル法咬合部の損傷を合併しやすく、最近は、ゼロポジション法(肩関節の最も安定した肢位。130度から150度の挙上位がゼロポジションとなり、両手を組んで頭を支えるときの肩の肢位)で上腕骨を長軸に沿った「牽引」を加える牽引挙上法を実施します

■外固定

上腕下垂、内旋位で約3週間固定します。高齢者に対しては、固定による拘縮を予防するため、厳密な固定は不要のことが多いです。

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担当:武田 吉川

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