平成30年1月17日『足関節の特徴と周辺の外傷』勉強会をしました。|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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平成30年1月17日『足関節の特徴と周辺の外傷』勉強会をしました。

ワンポイント

2018.01.30

平成30年1月17日『足関節の特徴と周辺の外傷』勉強会をしました。

足関節(狭義の足関節)の特徴:

脛骨と腓骨の遠位は果間関節窩、すなわちほぞ穴を構成し距骨の馬の背がほぞとなり結合する。脛骨と腓骨間は前後の脛腓靭帯で支持されている。

距骨の馬の背の幅は前方が後方より約15~20%広くなっている為背屈時には脛腓間はやや開大して強固に固定されるが、底屈時には遊びが生じ不安定となる。

また外果は内果より下にある為、底屈時の内返しの捻挫が多い。ギプスを底屈位で巻くと、ギプス除去後に距骨の前方の広い部分が入らなくなり、背屈障害をきたしやすい。

 001
足関節後方に接して長母趾屈筋腱 (母趾を曲げる筋)が走り、この腱の運動制限と足関節の関節可動域制限との関連性が指摘されている。
ギプス固定中の母趾運動が重要です。
 002
足関節捻挫(新鮮内がえし捻挫)の病態

 

足関節外側靭帯の機能解剖

3つの靭帯から構成される前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯

前距腓靭帯の強度は踵腓靭帯より小さい。足関節底屈位では前距腓靭帯が、前方動揺性をも制御する

 003

受傷機序と靭帯の損傷型

足関節外側側副靭帯損傷は足関節底屈位で足部の内がえしが強制されて生じる。まず前距腓靭帯が最初に損傷され、さらに外力が加わると踵腓靭帯・後距腓靭帯の順に断裂する。

損傷型Ⅰ度:靭帯線維の微小損傷・足関節の不安定性なし

   Ⅱ度:靭帯の部分断裂・足関節の不安定性なし

   Ⅲ度:靭帯の完全断裂・不安定性あり・歩行困難となりやすい
      手術の適応もある

 

足関節を捻挫された時は、RICE

R:(Rest)安静 I:(Ice)アイシング C:(Compression)圧迫 E:(Elevation)挙上の

応急処置し早めに医療機関を受診してくださいね。

【質問などあればお気軽に声かけて下さい】
担当:水島・柴田