ワンポイントアドバイス

1月のワンポイントアドバイス

2017/02/20

平成29年1月11日膝のスポーツ障害というテーマで院内勉強会を行いました。
主に二つの疾患を取り上げました。

1半月板損傷

半月板とは大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)の間にある、線維性の内側と外側に1つずつあり、通常はC型の形をしています。 日本人には先天的な形態異常として損傷しやすい外側円盤状半月が7%存在します。 半月板は膝のクッションとして働き、荷重の分散や、関節の安定、潤滑作用の働きがあります。

sakata01

02











半月板損傷の病態
膝関節に荷重がかかった状態で、膝を曲げた時にねじったりするような動きが入った時損傷しやすくなります。 若年者のスポーツ活動で発症することが多いですが、加齢に伴う半月板の変性断裂は軽微なきっかけ、外傷で起こることが多いです。また、内側型の変形性膝関節症に伴うことも多いですが、変形性膝関節症の痛みなのか、半月板の痛みなのかの判断は困難です。

半月板損傷の病態
膝関節に荷重がかかった状態で、膝を曲げた時にねじったりするような動きが入った時損傷しやすくなります。 若年者のスポーツ活動で発症することが多いですが、加齢に伴う半月板の変性断裂は軽微なきっかけ、外傷で起こることが多いです。また、内側型の変形性膝関節症に伴うことも多いですが、変形性膝関節症の痛みなのか、半月板の痛みなのかの判断は困難です。

臨床症状
損傷初期は突然の痛みと運動制限が起こり、コキッとした音(クリック)や引っかかり感、膝崩れを起こすこともあります。

検査と治療方針
徒手的な検査や、レントゲン撮影、エコー、関節鏡などがあります。
損傷初期では、痛みに加えて引っかかり感や関節が動かなくなったりします。スポーツ活動に早く復帰したい場合は、症状により手術の適応になりますが、それ以外は、痛みや炎症の処置、足の筋力強化などの保存的治療になります。痛みが慢性化し、保存治療が効かず、生活に支障が出る場合、手術適応になります。

手術方法
①半月板切除術   
状態のよくない半月板を切除します。切除後は長期的には関節症になりやすくなります。早期からリハビリを開始できますが、スポーツ活動は制限されます。

②半月板縫合術   
血行のよい部分で、半月板が変性していない場合に適応になります。縫合してあるので、荷重には時間がかかりリハビリも長くなりますが、スポーツ活動への復帰はしやすくなります。

脛靭帯炎(腸脛靭帯摩擦症候群)とは


近年のマラソンブームで市民ランナーにとってはとても身近なものになってきたランニング。過去に神戸マラソン、大阪マラソンに参加された方、または今年参加を考えている方には是非知って頂きたい症状です。大会まで残り1ヶ月を切った時、走行距離を一度に増やしたりしませんでしたか?そんなときに悲鳴を上げるのが腸脛靭帯です。
そもそも腸脛靭帯とは大腿外側を覆う筋膜が肥厚した部分であり、大腿骨外側顆を被って脛骨外側顆まで伸びています。膝関節の外側支持靭帯としての役割を果たし、膝蓋骨の安定化にも寄与しています。
陸上選手に多い慢性スポーツ外傷であり、症状はランニング中やランニング後の膝外側の痛みである。O脚の方やつま先が内側に向きやすい方などでも発症する場合があります。

治療方法
走行量の減少、休止が基本で走行後のアイシング、腸脛靭帯へのストレッチが有効です。走行路面の変更も有効な場合があります。(今までと反対方向に走る、柔らかい路面を選ぶ)

腸脛靭帯を伸ばすストレッチ(椅子を利用した場合)
右手を椅子の座面につけ、左膝を立てます。右脚を左脚の後ろから伸ばします。
右骨盤を床に近づけるように意識をしながら伸ばします。下記の画像の赤い部分を伸ばします。 
sa01

腸脛靭帯を伸ばすストレッチ(右の場合)床で行う場合

横向きで床に座って右脚を伸ばします。左脚は前にもっていき足裏を床に付けます。
 そこから上体を持ち上げます。下記の画像の赤い部分を伸ばします。
sa02