「骨粗鬆症 注射・内服薬」について勉強会を行いました。|明石市で整形外科なら阪田整形外科リハビリクリニックにご相談ください。

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トピックス&ワンポイント& もこにも

「骨粗鬆症 注射・内服薬」について勉強会を行いました。

ワンポイント

2016.10.26

薬物治療の開始基準

sakata

若年成人比較=若年の平均骨密度を100%として、被検者の骨密度を出したもの

FRAX10年以内の骨折発生リスク

※当院にもFRAX計算機が設置されているのでご自由にお使いください!

治療薬 骨粗鬆症の治療薬は、作用によって3種類に分けられる。

 

1.体内のカルシウム量を増やす薬

☆ カルシウム薬 (アスパラCA錠など)

☆ 活性化ビタミンD3製剤

(アルファロールカプセル・ワンアルファ錠・エディロールカプセルなど)

2.骨の形成を促進する薬

☆ ビタミンK2製剤 (グラケーカプセルなど)

☆ 副甲状腺ホルモン製剤<PTH>(テリボン注射など)

3.骨吸収を抑制する薬

☆ 女性ホルモン製剤

☆ SERM<選択的エストロゲン受容体モジュレーター>(エビスタ・ビビアントなど)

☆ ビスホスホネート製剤 (ボナロン・アクトネル錠・ベネット錠・ボノテオ錠・ボンビバ注射など)

☆ ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体製剤(プラリア注射)

☆ カルシトニン製剤 (エルシトニン注射)


SERM・テリボン注射・エディロールカプセルは、骨密度上昇と椎体骨折の予防効果がある
プラリア注射・ビスホスホネート製剤においては、上記以外に大腿骨近位部骨折やその他の骨折予防にも有効である。

骨粗鬆症治療薬の有効性の評価(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版)より

骨粗鬆症は、骨の生活習慣病

■食事
  • 骨の材料となるカルシウム(カルシウム製剤に関しては、500mg/回の服用で心血管障害のリスクが高い) <乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など>
  • 骨代謝を盛んにするビタミンD <サケ、サンマ、イサキ、カレイ、シイタケ、キクラゲなど>
  • 応骨の形成を促すビタミンK <納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、キャベツなど>

十分に摂取するように心がけましょう。

■運動
ウォーキング、ジョギングなど体重をかける運動が骨密度増加のために有効です。階段の上り下りをする、適度に太陽光を浴びながら散歩を楽しむといったことでも 十分に効果があります。

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食事や運動とともに治療薬をうまく取り入れ、
骨粗鬆症の予防・改善をしましょう

看護師 中井・水島