リハビリテーション科

理学療法

ケガ、病気などで身体に障害のある人や、障害の発生が予測される人、高齢者など運動機能が低下した状態にある人に対し、基本動作能力(寝返りや、起き上がり、立ち上がりなど)の維持・回復および障害の悪化の予防を目的に、マッサージやストレッチング、筋力強化などの運動療法、また温熱や寒冷、電気刺激、牽引、光線などの物理的手段を用いた物理療法を併用して行うものを理学療法と言います。

エコー導入のお知らせ

エコー1
エコー2

この度、2階訓練室にエコーを導入する事になりました。リハビリ・エコーを組み合わせる事でより良い治療を提供していきます。

リハビリメリット

・画像を見ながら動きの悪い原因が分かります。
・各部位の状態が分かりリハビリのポイントを明確にします。
・評価と治療をスムーズにします。
・リアルタイムで確認出来るので、リハビリが分かりやすい。
・動きの確認をし、運動効果が実感出来ます。

理学療法の流れ

患者様の状態に応じてこれらの治療を行っていきますが、その前に理学療法士による評価を行っています。


物理療法

理学療法評価

【関節角度の測定】

関節角度の測定

理学療法評価ではまず問診により、医学的所見として、お体の状態や日常生活の状態、痛みなどをお聞きし、社会的所見として仕事や趣味、ご自宅の環境などをお聞きします。同時に、関節の動きや筋力、麻痺の程度などを検査し、動作や歩行能力などを見て患者様の問題点を抽出します。抽出した問題点に対して、いろいろな運動療法を実施していきます。


運動療法

関節可動域練習

骨折などの外傷で関節を固定したり、病気などで長期の寝たきりになった場合、身体の関節を動かすことがなくなったり、少なくなったりします。そうなると関節が硬くなり、放置するとそのまま動かなくなってしまいます。硬くなった関節を動かし、筋力を発揮しやすくして身体の動きを良くしていきます。 治療の一環として、マッサージやストレッチングを行い、筋肉を伸ばすことで緩めたり、逆に収縮させることで筋肉の柔軟性を上げることで痛みも軽減し、関節も動かしやすくなります。


筋力増強練習

なんらかの障害により、筋力低下が起こり日常生活に支障が出る場合、筋力増強練習を行います。筋力を増強させるには、負荷が必要です。負荷のかけ方には様々なものがありますが、重力を利用するものや、ゴムなどによる弾性を利用するもの、油圧や空気圧による抵抗を用いるものが一般的です。当院では、スリング、ゴムバンド、重錘など、個々の症例に応じて、多様な筋力増強法をご指導させていただいています。


ゴムバンドによる筋力トレーニング

ゴムバンドによる筋力トレーニング

重錘滑車による筋力トレーニング

重錘滑車による筋力トレーニング

バランス練習

人が運動している時や、重力に対して傾いた状態にある時にこれを察知する働きを平衡感覚と言いますが、これが障害される状態がバランス障害です。脳卒中やパーキンソン病などの中枢神経の疾患で著明に低下する時がありますが、高齢者でも徐々に、自然にバランス能力が低下し、転倒の原因となる場合もあります。個々のバランス障害のある症例を評価し、適切なバランス練習を実施しています。


四つ這い位からのバランス練習

四つ這い位からのバランス練習

スリングエクササイズセラピー(Sling Exercise Therapy)

天井から懸垂されたロープの振り子運動作用とその先端に付属するスリングストラップによる身体の支持や重さを軽減する作用を利用して治療および訓練を行う手技の総称です。


具体的には
  • 身体の一部あるいは全身のあらゆる部分をあらゆる肢位で懸吊する
  • 懸吊された身体部分を自動的あるいは他動的に繰り返し動かす
  • スリングロープによる免荷、牽引、圧縮作用を利用する運動麻痺やバランス能力の改善、筋力強化、ストレッチング、リラクセーションなど医学的なリハビリテーションから介護予防、スポーツまで広い範囲で使用できます。

運動麻痺やバランス能力の改善、筋力強化、ストレッチング、リラクセーションなど医学的なリハビリテーションから介護予防、スポーツまで広い範囲で使用できます。

上肢、体幹の筋力強化

上肢、体幹の筋力強化

両下肢のリラクゼーション

両下肢のリラクゼーション

テーピング

絆創膏(伸縮・非伸縮)を用いて、関節の運動を固定または制限すること、あるいは筋を圧迫、または保護(補助)する目的で貼付する技法です。ギプス固定のように、完全な長期に及ぶ固定ではなく、任意に運動方向の制限や強度調節、固定が可能です。


テーピングの目的
  • 傷害発生の予防 傷害を受けやすい部位へ行う
  • 傷害再発の予防 一度傷害を受けた部位に行う
  • 応急的な措置 受傷後の固定・圧迫による安静
  • リハビリテーション 疼痛緩和→筋への圧迫、筋伸長の制限、筋収縮の補助、姿勢矯正の補助

運動麻痺やバランス能力の改善、筋力強化、ストレッチング、リラクセーションなど医学的なリハビリテーションから介護予防、スポーツまで広い範囲で使用できます。


利用器具一例

ニューステップ

ニューステップ

足のステップとハンドルが連動して動きます。全身性の運動の他、手足の単独運動も可能。
【下肢の整形疾患、脳血管障害、パーキーソン病など】動画でのご説明はこちら
 

エアロバイク

エアロバイク

自転車のペダルをこぐように運動します。個々のレベルに応じて負荷量を設定できます。
【下肢の整形疾患、糖尿病など】

エアロバイク

平行棒

両側に手すりがついており、歩行が不安定な方でも練習できます。

起立練習傾斜ベッド

起立練習傾斜ベッド

任意で角度調節ができ、ゆっくりと足に体重をかけることができます。足元の台で足首のストレッチができます。

上肢、体幹の筋力強化
両下肢のリラクゼーション

トレッドミル

歩行訓練、持久力強化練習ができます。運動マヒのある方や、バランスに障害がある方には、ベルトで固定して歩行できます。また天井から吊り上げることにより、両足への荷重を減らすことで、足に痛みのある方でも、長い時間歩行練習ができます。
動画での説明はこちら


滑車重鎮運動器

滑車重鎮運動器

手足の筋肉強化に用います。おもりの枚数を変えることにより、負荷量を調整できます。

物理療法

物理療法

物理療法は温熱療法、機械的療法、電磁気療法に分類され炎症や症状を改善し回復を促進していくことができます。 物理療法は運動療法や機能訓練など他の治療とともに利用されることが多くあります。 適切な物理療法と他の治療法を組み合わせることで、より高い治療効果を得ることができます。

  • 温熱療法:患部を温めたり、冷やすことで疼痛を緩和し、血液循環を改善します。
  • 機械的療法:リハビリ機器を用いて、首や腰の牽引治療や体に圧力がかかっている部分の損傷や炎症の予防、減少をはかります。
  • 電磁気療法:患部に電流、電磁放射線を流し、疼痛をコントロール、患部の治癒を促進します。
牽引治療器

牽引治療器

ベッドに取り付けられた装置で、頚椎、腰椎や背骨を牽引します。
【頚椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症など】

ウォーターベッド

ウォーターベッド

マッサージや指圧など、本来手で行う手技を「水」の特性を生かして行う機械です。水圧を調節することで、「たたく」、「もむ」、「押す」、「さする」などの手技を実現します。

●空圧マッサージ機

●空圧マッサージ機

血液とリンパの流れを効果的に促進させます。

牽引治療器

牽引治療器

イスに取り付けられた装置で、腰椎を牽引します。
【腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症など腰椎疾患】

SSP治療器

SSP治療器

東洋医学の鍼治療の応用で針を使わずツボ刺激ができ、鍼治療と同様の効果を発揮する画期的な治療機器です。
【肩こり、腰痛、関節痛】

レーザー

レーザー

疼痛を抑える為に、症状や部位に応じて1分~5分レーザーを患部に照射します。
【疼痛】

マイクロ波治療器

マイクロ波治療器

マイクロ波により体へ熱による刺激を与え新陳代謝を促します。
【循環の改善、疼痛、リラクゼーション】

干渉低周中周波治療器

干渉低周中周波治療器

電圧電流調整装置、発振器を介して周波数1000Hz以上の2つの異なる中周波電流を生体内で交差させ、その周波数の差による干渉低周波刺激によって、疼痛緩和などを行います。 【疼痛、リハビリ、トレーニング】